「ボジョレー・ヌーヴォー」は安いやつでOK!?
本日は「ボジョレー・ヌーヴォー」解禁日ということで、年々盛り上がりがなくなっていますが、今年も購入してみました。
もともとボジョレー地方の「地酒ワイン」だったはずなのですが、かつて、その独特な製法によって「樽保存せずに新酒のうちに味わえるワインがある」と世界中から引き合いがきて大人気となりました。中には十分に出来ていない製品までが出回るようになったため、1967年、品質を守るためにフランス政府が11月15日を解禁日として発売することを制定しました。
その後、1984年に11月の第3木曜日ということになったのですが、それをきっかけとして、パリのレストランを中心にブームとなりました。バブル期の日本では成田空港まで行ってヌーヴォーを楽しむイベントがあったほどの大ブームでしたね。今年はまさに11月15日が解禁日となりました。
生産量のほとんどを占める「ボジョレー・ヌーヴォー」の赤ワインのブドウはガメイ種というあまり聞きなれない種類で醸されています。実際には白もシャルドネでわずかに生産されています。フランスではAOC(アペラシオン・ド・オリジーヌ・コントローレ)という基準が設けられていて、使用するブドウなどが厳しく制限されています。
その独特な製法によって、長期熟成に向かないヌーヴォーですので、できるだけ早く味わうことが大切です。そこで、酒好も試飲するために購入することにしました。
毎年、「50年に一度」、「100年に一度」、「過去最高の出来」などのキャッチフレーズで、結局どれが一番やねん! というボジョレー・ヌーヴォーですが、今年は『理想的な条件の下、すばらしいヴィンテージへの期待高まる』だそうです。
ただ私的には、ヌーヴォーはその味わいに比して値段が高いと感じていますので、できるだけ安いものを選んで購入しております。
今年はマルエツで898(税込969)円の「JEAN FLEUR BEAUJOLAIS NOUVEAU」にしました。当然プラボトルのスクリューキャップです。産地の確認をすると、「Appellation d’Origine Protégée 」とあります。以前は「Appellation Beaujolais Controlee」とありましたので、これはヤバイと思って調べたのですが、今はこれが産地保証になるようで安心しました。
さっそくワイングラスに注いでみると、意外に濃いめの色合いです。口に含むと、ヌーヴォーらしい酸味が少しすくないです。甘味もあって、それがヴィンテージへの期待なのかもしれません。どちらかというと、「酸っぱくて軽っ!」という感じがヌーヴォーのイメージなので、ちょっと味わい深いと中途半端な気がしてしまいます。なので、安いやつでOKという具合です(笑)
実は毎年ヌーヴォーを試していまして、それは別のブログで紹介しています。もしよろしかったらこちらもご覧ください。もちろん西友、イオンの安いやつです。キャッチフレーズとともにリンク張ります。
2016年 「エレガントで酸味と果実味のバランスがとれた上品な味わい」
2017年 「豊満で朗らか、絹のようにしなやか。しかもフレッシュで輝かしい 」