「両神山」と長瀞のかき氷(6峰目)
お盆休みを利用して、登山に行ってきました。
今回は奥秩父の百名山・両神山です。両神山はアップダウンあり、岩場・鎖場ありのバラエティに富んだ山で日帰り可能ですが、下町から行くと登山口到着が10時過ぎになってしまうので、車中泊作戦です。
23時に出発し、外環道から関越道花園IC、皆野寄居有料道路をへて深夜1時に「道の駅 両神温泉薬師の湯」に到着しました。HPで調べたところ火曜日はちょうど休業日。帰りに温泉に入れるだろうか? と不安はありましたが、まあお盆だからやっているだろうと思いながらの仮眠です。
朝5時に起床すると、周囲には青空が広がっていました。朝食をとって日向大谷バス停近くの登山口駐車場に向かいます。意外と距離があって、駐車場に到着したのは6時過ぎ。身支度を整えて登り始めたのは6時30分でした。登山口に一番近い駐車場は現在、両神山荘が管理していて1日500円の利用料がかかります。
両神山は大部分が「ブラタモリ」で有名になった「チャート」という岩でできていて、富士山や筑波山のような山頂っぽい山頂がなくなだらかにピークを迎えるのですが、そのぶん細かいアップダウンが多いわけです。
「滑落注意」の看板を見ながら、左がガケになっている細めの道を進みます。さらに行くと前日の雷雨のせいか水が多く流れていて、ところどころ小さい川を渡らないといけなくなっていました。
緑はキレイなのですが、なにぶん青空で気温がどんどん上がっていきます。水分も適度以上に補給して残量が少なくなっていきました。ですが、ちょっと安心していたのは途中にある「弘法之井戸」という湧水があるからです。自然の冷たさでおいしかったですね。
井戸から少し行くと清滝小屋です。小屋といっても現在は営業していませんが、避難小屋として利用でき、キレイなトイレもあります。行きかえりに立ち寄れるのは心強いです。
小屋のわきにあった両神山の地図看板に「秩父多摩甲斐国立公園」の文字がありますが、「秩父多摩甲斐」の部分が新しくなっています。もともと「秩父多摩国立公園」だったのが、公園の40%近い面積を有するのに名前が入っていなかった山梨県からの要望で2000年に「甲斐」が加わったそうです。
いざ山頂へ
15分ほど休憩して、気分もあらたに山頂に向かいます。ここまでも眺望がほとんどなく、ときどき川と滝が見えるくらいでしたが、それは頂上まで続きました。
清滝小屋から頂上までもアップダウンがあり、鎖場も頻繁に登場しました。岩場と鎖場の練習がしたかったので、いい感じです。
途中には両神神社本社があります。
頂上まで続くアップダウンで同行者はイヤになっていましたが、なんとかかんとか1723メートルの頂上に到着。昼食をとって下山しました。
登山口に戻ったのは15時20分。8時間ほどの行程でしたが下山時のアップダウンは気持ちが折れそうになりますね(笑)
長瀞のかき氷
汗臭いのをがまんして、早々に薬師の湯へ。営業中の看板を見てほっとしました。
大人600円払って入浴。カラダを洗ってスッキリしたら氷を食べたくなり、長瀞に立ち寄ろうということになりました。長瀞といえば「阿左美冷蔵」の天然氷ですね。
17時近くに上長瀞と長瀞駅の間にある金崎本店に到着すると当然のように「本日終了」の看板が。しかたがないので「阿左美冷蔵」の氷でかき氷を作っている蕎麦屋に行くことにして、宝登山神社にほど近い「さくらい」という店に入りました。
さっそく「かき氷」抹茶を注文。こちらだと1杯350円とたいへんお得です。試しに食べるには十分です。さらに手打ちのそばがウリのようですので、秩父名物のみそポテトとなぜかピーマンの天ぷらがセットになった「とろ君お宝盛セット大盛り」を注文。
「とろ君」とは長瀞のゆるキャラで、カタチと色からピーマンかと思ったら、長瀞を流れる荒川のエメラルドグリーンと川の字だということです。どう見てもピーマンなので、ピーマンの天ぷらがついていたのではと思います。おまけに大量の蕎麦。観光地なので並みでは少なかろうと大盛りにしたのに、食べきれないかと思うほどの量。そばの風味は若干少なかったですが、お腹は満腹。
眠気に注意しながら帰路につきました。
両神山はいい練習になりましたし、秋は紅葉がとてもキレイだろうと想像され、また行きたいと思いました。