「天城山縦走」天城峠から天城高原ゴルフ場登山口へ

今回は、春分の日に行った百名山11峰目「天城山」です。「天城山」といっても、その名前の山はなく、万三郎岳、万二郎岳を中心としたあたりのことを言います。今シーズン初の登山ということでトレーニング的な意味で天城峠から天城高原ゴルフ場までの縦走ですが、昨年12月に行った御嶽山に続いての縦走です。

当初の計画としては、東京駅6時33分発のこだまに乗り、伊東から天城高原リゾートバスで登山口に向かい天城峠に出る予定でしたが、雨予報となってしまって翌日が晴れ予報になったため、七滝温泉で一泊して天城峠から逆方向に歩くことにしたわけです。

翌朝は天気予報がみごとに当たり、晴れで気温も上昇し絶好の登山日和となりました。わさび丼で有名な「かどや」の正面にある河津七滝バス停9時5分発の修善寺行き始発に乗り、天城峠バス停に9時25分着、正面にある登山口から天城山隧道を経由して、実際の天城峠には9時55分に到着しました。

全長約20キロ7時間半にわたる長旅です。あまり焦らないようにしましたが、終点の天城高原ゴルフ場のわきにあるバス停の終バスが17時40分ということで、そこまでには着かないといけません。ということで、第一目的地の八丁池に12時に着くような感じで歩いていきました。なだらかな登りが続き、登山が久しぶりだったので若干キツいところもありましたが、バス停から2時間半で12時に無事到着。

3~5分で湯を沸かせるジェットボイルを使い、朝ドラが最終週を迎えるカップヌードルとコーヒーで昼食をすませて12時40分に出発しました。きれいな青空で景色を満喫できたのはここだけでした。あとは頭上は青空でしたが、左右は木が生えているので景色がほとんど見えません。

ということで、先を急ぐこととなりました。八丁池から白田峠(13:23)ー戸塚峠(13:49)までは整備された平らな道が続いて歩きやすかったです。そこから小岳(14:29)ー万三郎岳(15:03)ー万二郎岳(16:08)とアップダウンが続きましたが、ほぼ地図のコースタイムどおりで踏破。万三郎岳には一等三角点がありましたが、小岳、万三郎岳のピークも周囲に木があって全く視界が開けていないうえに、万二郎岳に至っては霧が出てしまい、周囲は真っ白でした。

万二郎岳まで約6時間、それも景色を楽しむことなく歩きましたので妙に疲れてしまったのか、万二郎岳から終点のゴルフ場に行くまでの1時間くらい続いた下りがけっこうキツかったです。

とりあえず17時10分に縦走路入口に到着。すぐそばにバス停があったので、40分のバスを待ちました。時間通りに来た天城高原リゾートバスに乗って伊東駅に到着。伊東からは伊東線で熱海に行き、こだまで帰宅しました。

JR東海のお得な新幹線切符を使うと、東京ー熱海のこだま自由席が往復5450円で使えますので、リーズナブルでらくちんな道程となりました。登山をしなくても、熱海、小田原に2人以上で旅行に行く際はオススメの切符です。

休憩を入れて7時間40分の長旅でしたが、今シーズンのウォーミングアップにはいい縦走となりました。花の季節のほうが良かったとは思いますが、誰もいない山道を歩くのもいいものです。日本酒の話はまた別稿で。

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