「みさきまぐろきっぷ」で城ヶ島に初上陸
先日、京浜急行電鉄の大人気きっぷ「みさきまぐろきっぷ」で三崎口まで行ってきました。関東近郊の方はご存知だと思いますが、品川から3570円(京急各駅からも購入でき、値段も違います)で、品川ー三崎口往復の電車賃、三浦海岸と三崎口からの京急バス、食事ができる「まぐろまんぷく券」、いくつかの選択肢がある「三浦・三崎おもひで券」がセットになっているお得なチケットです。
購入したチケットは当日限り有効なので、朝7時前に家を出て、品川に7時40分着、JR品川と京急の連絡改札口にある「まぐろきっぷ」専用自販機でチケットを購入し、7時47分発の快速特急三崎口行きに乗りました。三崎口には9時頃に到着し、9時11分発の京急バスで一路城ケ島へ。
ここで、選択肢としては、三浦海岸駅周辺で愉しむ。三崎港まで行く、油壷まで行く、城ヶ島に行く、荒崎・ソレイユの丘に行く。と5つありますが、私は初めてだったため、オーソドックスに「ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン」二つ星に選ばれている城ヶ島を選んだというわけです。
城ヶ島バス停は案内人もいなくて閑散としてわかりにくい
城ヶ島のバス停に着くと、京急バスを模した飲み物の自販機がありましたが、周囲に案内板がひとつもなく途方に暮れてしまったので、ケータイで調べてみると、城ヶ島の名所は「白秋碑前」というバス停が近いことがわかり、即座に乗ってきたバスにふたたび乗り込み、「白秋碑前」まで戻りました。ほかの乗客も迷っていたので、案内板がないのはちょっと考えものではないかと思いますね。
そして、無事「白秋碑前」から城ヶ島公園を経由し、最初の名所「ウミウ展望台」に着きました。ふつうの半島風だったので、写真は撮っておりません(笑)
そこから、満開の水仙の香りがする遊歩道を通り、二つ目の名所「馬の背洞門」に到着。ところどころに穴が開いていて、向こう側の景色が見えます。上に乗るなとのおねがいがありましたが、乗る人がいることが不思議です。結構砂っぽいので、見た感じ崩れそうです。
洞門全体はこんな感じで、富士山は頭を雲で隠してしまいました。
ここからまた水仙の遊歩道を歩いていくと城ヶ島灯台に到着、城ヶ島には2つ灯台があり、それがハートマークで表されています。左の大きいのが城ケ島灯台、右は城ヶ島公園の端にある安房崎灯台です。房総半島が見えるので安房崎と呼ばれているそうです。
青空に映えて、フォトジェニックな城ヶ島灯台ですね。手前には洋風な庭園がありますが、ちょっとさびれて残念な感じになっています。
ひととおり城ヶ島の名所を回ったので、まぐろを食べに三崎港まで戻ることにしバス停を探すと、最初に到着した城ヶ島バス停に到着。そう、城ケ島バス停は城ヶ島灯台からすぐだったのです。なので、私のコースの逆回りもアリです。
昼飯はバス停から少し離れた店がオススメ
「まぐろまんぷく券」が使える昼飯は、三崎港バス停から少し歩いたところにある「〇つね(まるつね)」さんにしました。少し離れているほうが空いていると思ったのと、席数が25と少なく、ちゃんとしてそうだったからですが、この選択は「正解」でした。ここで酒はという話ですが、別料金でブラウマイスターのジョッキ一杯と、埼玉の「武甲正宗」のお燗を2合いだだきました。普通のとっくりだったので、写真は撮っていません。まぐろ三種とサザエ、まぐろの胃袋と卵に本日の刺身、しらすとタチウオ、お吸い物と卵、ショウガなどが載っているチラシ寿司で満腹です。
回転すぐに入ったのでよかったですが、出るころには行列になっていたので、わかっている人はたくさんいるわけですね。
満腹になった後は、ちかくのうらりマルシェでお土産を見て、「三浦・三崎おもひで券」を使うために散策を続けながら、三富染物店に向かいました。三富染物店は1833(天保4年)創業の神奈川県内唯一の染元で、大漁旗を主に染めているそうですが、おもひで券でマグロやタイをモチーフにした手ぬぐいをひとつもらえるということで、こちらを選んでみました。手ぬぐいは登山にも使うので、何枚あってもいい感じです。
品川ー三崎口は片道950円ですから、往復1900円、手ぬぐいが750円、昼飯の値段はわかりませんが、1200円くらいとして、これにバス代が加わりますので、3570円はたいへんお得ですね。手ぬぐいではなく、日帰り温泉や油壷マリンパークの入場などを選べばこの値段で一日過ごせますし、晴れた日には富士山もすばらしい景観です。
もっと早く体験しておけばよかったですね。違う店を選んだりして、また行ってみたいと思います。