「栗駒山」評判どおりの全山紅葉を満喫!
今回は、10月6,7日に行ってきた「栗駒山」です。
秋雨前線が北上、南下を繰り返し、雨マークが無くならない微妙な天気予報でしたが、「えきねっとトクだ値」で新幹線のチケットを購入したため、キャンセル料の高さにそのまま決行したという次第です。
7時に下町を出発。えきねっとトクだ値!の25%オフで購入した上野発8時2分発のはやぶさ103号で一ノ関へ。10時6分着で、予約していたレンタカーを借り、一路平泉へ。この日は日曜日だったので、もし雨模様でなかったら栗駒山は混雑しているのではないかとの予想のもと、せっかくなので中尊寺、毛越寺などの世界遺産を巡ることにしていました。
中尊寺~毛越寺~観自在王院跡~無量光院跡
本当は、この四つに金鶏山を加えた5か所で世界遺産「平泉 ─ 仏国土(浄土)を表す建築・庭園及び考古学的遺跡群 ─」となりますが、金鶏山は割愛しました。
中尊寺といえば国宝建造物第1号の金色堂ですが、今年は1124年の金色堂設立から900年ということから、900年記念の御朱印が発売されています。ただ、金色堂ばかり注目されているので、中尊寺自体の存在を忘れがちですね(汗
毛越寺は浄土庭園が有名ですが、周囲の建物は平安時代に焼失したそうで、その後、伊達藩が守ってくれたことで跡地がきちんと残ったのだそうです。現在ある本堂は平成元年に創建されたものですが、復刻ではなく、想像で作ったものと僧に解説していただきました。
観自在王院跡は毛越寺の庭園を巡っている途中、道路を挟んだ反対側にあり、無料で入れます。
無量光院も道路に面していて、無料で入れます。
そんなこんなで世界遺産を巡った後、宿泊地のハイルザーム栗駒に向かいました。17時ごろに山道に入りましたが、小雨が降って霧が出てきたため視界が悪く、運転に苦労しながら到着したのは17時30分でした。
いわかがみ平 ~ 頂上 ~ 東栗駒山~いわかがみ平
この時期、いわかがみ平登山口までは車で行けないので、途中の駐車場からシャトルバス500円に乗らないといけません。宿を6時に起き、雨が降っていないことと栗原市観光物産協会のフェイスブックで駐車場の混雑具合を確認して、7時に出発、7時10分ごろに到着して、マイクロバスに乗り込み、いわかがみ平登山口から7時半に山頂に出発しました。雲海がすごかったです。
途中、ガスが出たり流れたりしながら登りましたが、山頂は見えなかったものの十分に紅葉していることがわかり、意気揚々と歩き続けること20分、稜線に出たところで感動の風景第一弾がやってきました。緑と黄と赤、オレンジの美しいコントラスト、草紅葉の黄色などなど。ただ若干ガスがあるのでモヤがかかったような感じは否めません。
それでも満足でしたのでそのまま山頂に向かい、8時50分に到着した山頂では雨が降り始めました。
コーヒーを淹れて飲んだ後、雨が止む気配がないので下山を開始。一緒に登っていた人はそのまま中央コースを折り返す人が多かったのですが、私はせっかくなので東栗駒コースを選択。それが大正解でした。
少し下りたところで晴れ間が出てきたのです。東栗駒山頂に着いたころには山頂もきれいに見えるようになっていました。
全山紅葉を満喫しつつ、若干の沢下りを愉しんだあとはもう景色とは無縁の泥道との格闘です。電車で帰るので裾ができるだけ汚れないようにゆっくりと下りました。いわかがみ平に到着するとガスがまた出ていて、山は見えなくなっていました。とてもラッキーな山行でしたね。
それからシャトルバスで駐車場に戻り、帰りの電車まで時間があったので「厳美渓」と「達谷窟毘沙門堂」を訪問して、一ノ関で一杯飲ってから帰途につきました。
天気が心配でしたが、一日目の世界遺産巡りは曇り、二日目の登山では曇りのなか晴れ間も出て満足の旅となりました。