「BIFERNO」サイゼリヤのプレミアムワイン
今回は、サイゼリヤで一番高いワインです。高いと言っても2000円(税抜)ですからそれほどでもありませんね(笑)
そのプレミアムワインですが、メニューには「サイゼリヤ プレミアム」とあります。イタリアの南部、ナポリの反対側でアドリア海に面した街、ビフェルノのDOCです。ここのDOCは赤ワインがモンテプルチアーノ種70~80%にアリアニコ種10~20%を加えたもの。白ワインはトレッピアーノ・トスカーノ種がほとんどとなります。
試してみたのは赤。白も同じですが、これを醸しているのはモリーゼ州で1972年からワイン造りを行っているCantina Cliternia(カンティーナ・クリテルニア)社です。アルコール度数13%なので、それほど強くはありません。
サイゼリヤで困るのは、キンキンに冷えていることとプラスチックのグラスです。少し時間を置いて温度を上げてから、グラスを手で覆いながら香りを感じてみます。グラスの形状と材質のせいかもしれませんが、それほど強い香りではありません。軽いカシスやクランベリーのような香りです。味わいはフルボディとミディアムボディのちょうど中間といったくらいで、酸味を少し感じます。タンニンは軽く感じるくらいで渋みも軽やかです。
これだと、1000円(税抜)のキャンティ2本のほうがいいかもしれませんね。フルボディとミディアムボディの中間くらいがお好きな方にはオススメかと思います。ビフェルノとキャンティ、いずれにしても安いので、モンテプルチアーノ(ビフェルノ)とサンジョベーゼ(キャンティ)というイタリアを代表するブドウの味を知るのにいいかと思います。