日本百名山「石鎚山」現存12天守の「宇和島城」をめぐる2泊3日の旅

今回は、5月末に行った「石鎚山登山を中心とした2泊3日の旅」です。

個人的な再出発があるため、有給休暇を取り屋久島に行ったのですが、せっかくなので、もう一日有給休暇を取り、土日と合わせて2泊3日で、松山往復で出かけてきました。やはりこの時期なので、雪山が基本の本州以北の山はやめて「西日本最高峰」とされる「石鎚山」と、ついでと言ってはなんですが「現存12天守」の宇和島城を目指しました。

今回の往復は成田発着のジェットスターで行くことにしました。往復で約15000円ですから、安かったです。

一日目 宇和島「鯛めし、城、闘牛場」

成田空港7時50分発で松山空港は9時30分着のはずでしたが、LCCだからなのか、何もアナウンスが無く、さりげなく10分遅れで到着。到着を待ち構えていたリムジンバスが15分遅れの9時50分発となり、この旅の最初の目的地である「現存12天守」の宇和島城に向かう特急「宇和海」の発車時間10時18分に間に合うかドキドキしましたが、とりあえず大丈夫だったので11時40分宇和島着となりました。

まずは腹ごしらえということで、鯛めしで有名な「かどや」の本店に入り、初鯛めしとなりました。鯛が有名だけに、とても美味しかったです。

そこからは徒歩10分ほどで宇和島城に。階段はけっこう急で、ちゃんと登城路がクランクになっていましたね。いい感じです。

天守閣はというと、ほかの建物が残っていないため、それだけという感じですが、仕方ないです。入場料と城カード代を払い、現存12天守にありがちな急階段を昇ります。行ったことのある天守と比較すると、福井の丸岡城くらいの大きさでしょうか。それほど広い感じはありません。

10分もいれば回りきってしまいますので、城をあとにします。

これだけでは時間が余ってしまうので、どうしようかと思っていたところ、マンホールに闘牛が描かれています。駅前にも闘牛像があります。なるほど闘牛場があることに気が付いたのですが、けっこうな山の上にあるため、タクシーで向かうことにしました。

ですが、人も歩いていないうえに流しのタクシーなんかは走っていません。とりあえず駅まで戻り、タクシーで闘牛場に向かいました。初乗り660円で着いてしまうほどなのですが、歩くと30分はかかるということです。

もちろん闘牛はやっていませんので、闘牛場だけを見学し、帰りは下り道を徒歩で駅に向かいました。

二日目 伊予西条「石鎚山登山」

宇和島駅に戻った後、暑いので缶チューハイを1本飲み干しで時間をつぶし、14時56分発の特急「宇和海」で松山16時19分着、さらに松山16時27分発の特急「いしずち」で伊予西条17時28分着。ホテルにチェックインし、夕食後就寝しました。

翌朝は、伊予西条駅前7時47分発のバスで「石鎚山ロープウェイ乗り場」まで行き、石鎚山に登ります。ロープウェイで登山口のある石鎚神社成就社に行き、そのまま登山を開始。

登山口を過ぎると、最初に下りが続きます。帰りがイヤだなと思いながらけっこう下った後、最下点の八丁から登りが続きます。次の写真の鳥居は八丁にありますが、キツイ人はここで参拝して引き返してくださいとの文言があり、簡易な賽銭箱が置いてあります(笑)

ここから先は階段ばかり。関東で階段の山といえば丹沢ですが、それより急こう配のため、けっこうキツイです。そしてその先にあるのは鎖場。試しの鎖、一の鎖、二の鎖、三の鎖と4か所鎖を登ります。さすが山岳信仰の山です。

三の鎖を登りきるとそこは第一の頂上です。石鎚神社があり、お守りなどを売っています。

第二というか、本当の最高峰はその先の「天狗岳」1982mです。尾根の片方が切り立っていて、けっこう怖いですが、取り急ぎ登ったのが大正解で、少し休んでいたらツアーの人たちが大量に登ってきて、すれ違いができず大変なことになっていました。

けっこうな登山者がいたので、鎖場は大混雑。さすがに下りは迂回路を行かざるをえない状況でしたが、次の写真のように階段ばかりで、ある意味スゴイ山でしたね。紅葉シーズンは大変な状況が想像されます。

日程的にはここで帰ることもできますので1泊2日でも十分イケますが、酒蔵見学もあったので、宿泊を選びました。

三日目 壬生川「成龍酒造」からの松山城&道後温泉

三日目はもう慣れたもので、伊予西条駅から一時間に特急と普通電車一本ずつしかない予讃線で特急に乗ってひと駅の「壬生川(にゅうがわ)」で下車。壬生川駅からも石鎚山がきれいに見えましたよ(左上)。

壬生川駅からはバスもあまりないので、30分弱歩いて清酒「賀儀屋」を醸す成龍酒造を訪れました。

蔵は見せてもらえませんでしたが、蔵に併設されている店舗で試飲をさせてもらい、首藤英友さんとマンツーマンで「一人賀儀屋の会」を愉しませてもらいました。

再び歩いて壬生川駅に。時間を合わせたので、まもなく到着した特急「いしずち」で松山に到着。ものすごい快晴だったので、松山城をリベンジ(前回は雨模様でした)。結果的に、現存12天守を2つ行くことになりました。その後、半分工事中で、人数制限されている道後温泉をゆったり満喫して帰路につきました。

 

今回は3日間の行程がすべて晴れだったので、とてもいい旅となりました。

 

フォローお願いします。