「丹沢山」人気の高い百名山に登ってきました

今回は百名山のひとつ「丹沢山」の登山記録です。都心に近く人気も高いので、10連休中は大混雑すると思い、天気予報を見て決行しました。

登山口は最も一般的な「大倉」ではなく、「戸沢の出合」にして、塔ノ岳(1490.9m)と丹沢山(1567m)の2峰を制覇するコースです。丹沢の最高峰は蛭ケ岳(1673m)ですが、山小屋泊でないと無理なため今回は見送りました。

ただ、大倉登山口から塔ノ岳ー丹沢山を往復しても9時間くらいかかりますので、最短で往復できる戸沢の出合コースを選択し、登山口近くにある駐車場は30台ほどのキャパなので、もしかしたらということもあって前日の21時30分に自宅を出発、途中ジャリ道を通り、0時に現地に到着しました。駐車場には4台ほどしか車が止まっていませんでしたので、余裕で停めることができ、仮眠を取りました。

駐車場のすぐそばには川が流れていて、流れの音も聞こえて河原的な雰囲気ですが、夜が明けるとこんな感じです。戸川三屋生産森林組合が管理しているので、協力金300円が必要です。まだ桜が咲いていて、その奥の建物はトイレでした。

翌朝は6時15分に出発、天神尾根から大倉尾根に出て塔の岳を目指すコースです。

天神尾根から大倉尾根に出るまでは緩やかなところがなく、土の急登路をひたすら登っていきます。結構キツかったですが、コースタイムどおりの1時間10分で大倉尾根に合流。そこからは板状の登山路が続き、階段も整備されていたのでそれまでと比べると楽に歩けました。天神尾根はまったく景色が愉しめませんでしたが、大倉尾根の途中からは富士山が顔を見せてくれ、気分も新たに登ることができました。そして、出発から2時間15分ほど経った8時30分、塔ノ岳山頂に到着しました。

この日は14時ころから雨が降り出すという予報だったので、それまでには登山口に戻りたかったため、塔ノ岳では少しだけ休んで丹沢山に向かいました。

塔ノ岳から丹沢山へ

丹沢山に向かうには塔ノ岳山頂からいったん階段を下るのですが、そこが突然雪道になっており、軽アイゼンを持っていなかった私は若干躊躇して止めておくか逡巡していました。

そこで、こちらにやってくる方に道がどのような具合だったか伺ってみると「ドロ道」だということでしたので、注意深く階段を降りてゴールを目指しました。実際に登山道に雪があったのはここだけで、あとはドロドロ道となっていました。ところどころ木の階段や通路もあったので、問題なく歩き続けた結果、10時に丹沢山頂に到着。一等三角点は雪に埋まっていました。

頂上は一面雪が積もっていて、山小屋の「みやま山荘」も雪の中です。ですが、ベンチがいくつかあって乾いていたので、そこで昼食を摂ることにました。塔ノ岳から丹沢山までは風がけっこう強く吹いていたのですが、頂上は風もなかったので、いつものジェットボイルで湯を沸かしてカップスターとコーヒーを味わいました。

そうこうしているうちに雲が出てきたので、10時45分に下山をスタートしました。年代的に下りが遅いため、行きとほぼ同じ時間がかかって14時6分に登山口に到着。最後に急下があるのは登りよりキツかったですね。休憩を入れて約8時間の登山でしたが、富士山がすべて見えるほどの青空の後に初の雪山を爪の垢くらい体験できた、いい登山でした。

フォローお願いします。