「剣山と高知城」(26峰目と7城目)

今回は、「剣山と高知城」です。

まずはじめに「剣岳」ではありません(笑)

「剣山」は、徳島県の西、日本三大秘湯と呼ばれる「祖谷温泉」の近くにあります。標高1955mの日本百名山です。徳島空港、高知空港、どちらからもあまり変わらないので、現存十二天守の高知城も目的地でしたので、高知龍馬空港の往復にし、空港からはレンタカーで移動しました。

一日目 「空港から一気に剣山」

羽田空港7時35分発、高知龍馬空港9時00分着、9時30分にバジェットレンタカーで出発しました。南国ICから高速に乗りましたが、ひとつ先の大豊ICまでわずかな距離で、そこからは国道を通るしかありません。大歩危から国道32号線を経て、酷道と呼ばれる439号線をひたすら進みます。けっこう車とすれ違い、けっこう譲りました(笑)。

そんな甲斐あって、12時には剣山観光登山リフト乗り場に到着、今回はラクをしてリフトを使用しました。15分ほどかかってリフトの終点に。

大剣神社の参道を通って次郎笈との分岐を剣山山頂に向かうルートです。二度見展望台から見る次郎笈の稜線はきれいでしたね。

山頂まで1時間10分ほど。晴天ではありませんでしたが、蒸し暑くて意外と疲れました。山頂は広く360度の展望ですが、通路が作られているので、休憩するのはトイレの近くになります。三角点は土俵のようなものに囲まれていて、頭が少し見えるくらいです。

祖谷峡にかかる、二重かずら橋を見たかったので、営業が終わらないうちに行かなければなりません。二重かずら橋は平家一族が剣山の「平家の馬場」に通うために架けられたといわれる橋で、男橋(おばし)と女橋(めばし)の二本あり、大人550円を払い、渡ります。残念ながら、同じところにある「野猿」は使用できません。

何か事が起きたときにすぐに落とせるように、高山に自生している「シラクチカズラ」を使用していて、下が透けて見える怖い橋です(笑)

男橋、女橋を渡って本日のミッションは終了しましたので、ホテルに向かいます。

ホテルは「新祖谷温泉ホテルかずら橋」です。日本三大秘湯の祖谷温泉と違うのかわかりませんが、違ったとしても近所でしょう。源泉かけ流しの露天風呂と内風呂につかり、美味しい料理と酒を愉しみました。

実はこのホテルの近くにもかずら橋があります。夜、ライトアップしているらしく、バスで送迎してくれるので、行かない手はありません。すると年代物のボンネットバスが登場しました。夜は渡れませんので、外から見ておしまいでした。

翌日は7時30分に朝食をとり、9時に出発。近くの名所、祖谷川が蛇行してひらがなの「ひ」のように見える「ひの字渓谷」と昔は度胸試しに使われていた岩の上に立つ「小便小僧」を見て、大歩危峡観光遊覧船に乗るべく大歩危に向かいました。

日本三大暴れ川だった吉野川の流れと隆起でできた結晶片岩の渓谷を30分ほどかけて往復するものです。同様の結晶片岩で出来ている長瀞の川下りと比較されますが、こちらは左右とも岩に囲まれています。水がとても澄んでいます。

徳島県西部はこれで満足しましたので、一路高知へ向かいます。

現存12天守の一つ、高知城(7城目)

1603年に山内一豊によって建てられた高知城ですが、その後大火で焼失、1,753年に再建され、本丸の建物が多く残っている貴重な城です。写真にあるように、戦前は国宝でしたが、昭和25年からは重文指定となっています。

天守は外観4重(内部3層6階)の望楼型天守で白壁に灰色の屋根、落ち着いた感じです。

ひととおり見学を済ませると、帰りの飛行機まで微妙に時間が余ってしまったため、せっかくだと思い、はりまやばしと桂浜の坂本龍馬像を見に行きました。はりまやばしは小さかったですが、龍馬像は意外とデカかったです。

こちらは桂浜です。天気は全般的にくもりでしたが、梅雨の真っただ中にしてはラッキーな旅となりました。

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