「好天の八甲田山と酸ヶ湯温泉、蔦温泉、谷地温泉」(22峰目)
今回は、つい先日行ってきた「好天の八甲田山と温泉三昧」です。
日曜、月曜の一泊二日で向かったので、往復飛行機を利用しました。青森空港はJALしか飛んでいませんので(正確には富士ドリーム航空がありますが)、羽田から往復で約25000円でした。
一日目 「奥入瀬渓谷、蔦温泉、酸ヶ湯温泉」
羽田空港7時50分発で青森空港9時5分着、最高の天気のなか、9時30分に空港レンタカーで奥入瀬渓谷に出発しました。意外と早く、11時20分には十和田湖直前の銚子大滝に着き、散策。青々とした奥入瀬渓谷もいいものです。水量はけっこう多かったですね。
阿修羅の流れをご覧ください。
しばし散策後、昼食時になったので「蔦温泉」で食べようと向かいましたが、食堂は営業していなかったので、仕方なく温泉に入りました。温泉客は少なく、ゆったりと入ることができたのでよかったです。
入浴後、蔦沼を散策。紅葉シーズンには大人気の蔦沼ですが、もちろん誰一人いない状況でした。緑の蔦沼もかなりいいですね。あいかわらず鏡のように湖面に緑が映りこんでいます。
青空ならよりよかったのですが、まあこれでよしとして、本日の宿泊地の酸ヶ湯温泉旅館に向かいます。
14時30分に到着、チェックインは15時なので、まずは腹ごしらえということで、併設の食堂で温泉卵が載っている酸ヶ湯そばをいただきました。
ちなみに酸ヶ湯温泉は八甲田山の登山口となっています。心配していた日本酒も旅館の売店で購入することができ、熟睡できました。
二日目 「八甲田山登山と日本三秘湯」
かねてから「八甲田山」には登りたいと思っていました。なぜかというと映画の「八甲田山」がただ好きだからです。私の地元にはかつて東宝の映画館があり、小学生のころには「東宝チャンピオン祭り」を朝から観にいったものです。その映画館の最後のロードショーが「八甲田山」で、長編で途中に「インターミッション」があったのが子供心に印象に残りました。三国連太郎演じる山田少佐に憤ったものですが、そんなことから「いつかは八甲田山」ということです(笑)
酸ヶ湯温泉旅館から5分ほど歩けば登山口です。出口を出て右側にも登山口がありますが、左側にあるトイレの脇の階段を上がっていくほうにある公共駐車場近くの登山口から登られることをお勧めします。「逆時計回り」ということですね。
旅館で朝食を済ませて、予定通り8時30分に登山開始、そんなに急登なところもなく、順調に歩き続けます。
天気も良かったので、途中から岩木山を見ることができました。
仙人岱では小岳がきれいに見え、10時50分に八甲田大岳頂上に到着しました。一等三角点です。
晴れていると気分が違いますね。
20分ほど頂上にいて、下山を開始しました。毛無岱方面を回って酸ヶ湯に戻ります。こちらは樹林というか、視界が開けない細道をずーっと下っていくので、やはり逆時計回りがいいです。
ちなみに途中で毛無岱に出ますので、そこは開けています。ところどころ紅葉が始まっている感じでした。登りより下りの時間が長いので、まだ着かないのかなーと思ってしまいますね。
結局、13時20分に到着。休憩20分を除けば4時間30分の行程となりました。
汗もかいていますので、すぐにレンタカーで「日本三秘湯」の谷地温泉に向かいます。ここは、ぬるめのお湯と熱めのお湯を交互に入る温泉で、白濁しています。前回行ったときは打たせ湯はありませんでしたが、今回はありました。
ちなみに「日本三秘湯」とは、北海道のニセコ薬師温泉、青森県の谷地温泉、徳島県の祖谷温泉だそうです。秘湯という割には、平日なのに混んでいましたけどね(笑)
それから、八甲田山遭難関係のところに行こうと思いましたが、やはり世界遺産の「三内丸山遺跡」に行こうと思いなおしました。
2021年の7月に「北海道・北東北の縄文遺跡群」が世界遺産に登録され、「三内丸山遺跡」はそのうちの一つとなっています。
そろそろ飛行機の時間が近づいたので、空港に向かいます。20時20分発で羽田21時40分着。東京はまさかの土砂降りでしたが、青森の行程はすべて晴れだったので、いい旅となりました。